本学流域システム工学研究室で取り組む川の再生プロジェクトが令和2年度版文部科学省認定の教科書に掲載

工学研究院環境社会部門流域システム工学研究室
教授 島谷 幸宏
准教授 林 博徳
准教授 鹿野 雄一

本学工学研究院環境社会部門の流域システム工学研究室(島谷幸宏教授、林准教授、鹿野准教授)が取組む上西郷川の再生プロジェクトが、小学理科5年生の令和2年度版文部科学省認定教科書(東京書籍)に掲載されました。本書では、「生き物がすみやすい川に!~上西郷川でのとり組み~」と題して本プロジェクトの取組の概要と、上西郷川やその川原で見られる生き物等が写真付きで紹介されており、文部科学省認定教科書の内容見直しは4年毎に行われるため、令和6年度までの全国の多くの小学5年生が本プロジェクトから、地球環境保全や自然と人との関わり等について学びます。
また、東京書籍のHPでは、「ESDやSDGsへの取り組み」の代表例として本プロジェクトが紹介されています。
 東京書籍HP

本プロジェクトは、川岸がコンクリートで固められ、生き物も少なく、水際に近づくことも困難だった上西郷川を、地域住民・小学生・大学・行政等の多様なステークホルダーで連携し、超学際的(Transdisciplinary)なアプローチにより、自然豊かで多くの人に利用される川に再生した河川改修事業です。島谷教授らは、これまで河川デザイン案の提案、ワークショップの運営、こどもたちへの環境学習、事業の生物モニタリング等を行い、事業主体である福津市や沿川住民および小学校の児童たちと協力し、プロジェクトを主体的に牽引してきました。今後も流域システム工学研究室では、市民や小学生を対象とした環境教育や、川の環境をよくするための市民工事など、超学際的で実践的な活動を引き続き積極的に取組んでいきます。
なお、本事業は2016年度土木学会デザイン賞最優秀賞(公益社団法人土木学会)やグリーンレジリエンス大賞金賞(一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会)等の賞を受賞するなど対外的にもすでに高い評価を受けています。
参考
流域システム工学研究室が土木学会デザイン賞最優秀賞を受賞(本学ホームページ)

改修前の上西郷川
改修前の上西郷川
現在の上西郷川
現在の上西郷川

問い合わせ先

[Contact] 林 博徳
[Tell] 092-802-3419
[E-mail] hayashi★civil.kyushu-u.ac.jp
※メールアドレスの★を@に変更してください。

新たな中性子利用開拓の鍵となる高精度核反応計算手法を開発

日本一巨大なフキ「ラワンブキ」はなぜ大きいのか?

関連記事

  1. 持続可能な開発目標(SDGs)の新たな経済成長の…

    -インフラ、環境、健康、教育の政策立案に貢献-今回、九州大学大学院工…

  2. 《4/16開催》令和7年度第2回I²CNER S…

    Queen Mary University of Londonより Dr. …

  3. 【9/12,13開催】HYDROGENIUS S…

    ~対面で議論を交わすことで研究の推進を目指すため、オンサイト開催のみとし国内…

  4. 九州大学カーボンニュートラルキャンパス施設整備計…

    2040年脱炭素の実現に向けてこの度、九州大学のキャンパスを…

  5. 「脱」炭素から「DAC」炭素

    〜未来に向けたCO₂循環装置が大阪・関西万博に出展〜4月13日に開幕する…

  6. [1/26-1/30開催]九州大学エネルギーウィ…

    「国際競争の新時代におけるサプライチェーンの未来」 2026年1月2…

  7. 【7/24開催】第150回アジア・オセアニア研究…

    フイシン リュウ 教授(理学研究院 地球惑星科学部門)九州大学アジ…

  8. 企業の気候変動対策が資本コストを低減させることを…

    経済学研究院藤井 秀道 教授日本企業2100社を対象としたデータ解析…