留学生センター
准教授 生田 博子
国連ESDの10年(DESD)の中間年会合では、個人変容と社会変容の学びの連関が、新しい学習の柱として提示された。本書では、社会の“複雑な問題”の解決に向けた「社会変容」と、主体形成(担い手づくり)の形成に向けた「個人変容」の有機的連関に向けた知見を蓄積するだけでなく、多様な能力・機能・資本が相互に関係し合う“社会生態系”としての考察、社会的レジリエンスの強化に向けた考察を研究成果として発信することを狙いとする。地域の在来知の活用と社会的レジリエンスとの関係について、環境科学、人類学、教育学等の学際的視点より、都市と地方の両方を含んだ日本各地域の広範な在来知だけでなく、宮城県南三陸町、アフリカ・ナミビア、米国・アラスカ、フィリピン・ベトナム等のアジア地域における在来知やその活用と社会的レジリエンスについて事例に基づき考察した。
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チームメンバー
SDGs推進室・工学研究院 総長補佐・主幹教授 馬奈木俊介
共創学部 准教授 藤岡悠一郎
共同実施機関等
東京都市大学、北海道大学、青森中央学院大学、東北大学、早稲田大学、国立文化財機構アジア太平洋無形文化遺産研究センター
主な関連論文
- 佐藤真久・北村友人・馬奈木俊介編著『SDGs時代のESDと社会的レジリエンス(SDGs時代のESDと社会的レジリエンス研究叢書1)』2020年、筑波書房
- 佐藤真久・島岡未来子編著『協働ガバナンスと中間支援機能: 環境保全活動を中心に (SDGs時代のESDと社会的レジリエンス研究叢書2)』2020年、筑波書房
問合せ先
[Contact] 留学生センター 准教授 生田博子
[Tell] 092-802-6545
[E-mail] ikuta.hiroko.953@m.kyushu-u.ac.jp