~箱崎の近代建築物群が国の登録有形文化財に登録される見通しとなりました ~
九州大学旧箱崎キャンパス(現箱崎サテライト)で長く親しまれた近代建築物群が、「造形の規範となっているもの」として、国の登録有形文化財(建造物)に登録される見通しとなりました。福岡市内でも最大級の現存する近代建築物であるとともに、九州大学の所有する建造物では初めての登録有形文化財※1となります。
登録対象の建造物は、鉄骨鉄筋コンクリート造の初期の例であり、大学のシンボルにふさわしい外観の「旧九州帝国大学工学部本館」、煉瓦造の赤い壁が美しい「旧九州帝国大学本部事務室棟」、本部事務室棟の兄弟建築である「旧九州帝国大学本部建築課棟」、大正3年に完成し、のちに曳家された「旧九州帝国大学門衛所」です※2。
本学ではこれらの近代建築物群が立地するゾーンを「箱崎サテライト」と名付け、学内外に開かれた新たな学びの拠点として活用していくこととしています。
今回の発表も踏まえ、箱崎サテライトをより魅力ある場所としていけるよう、ふさわしい活用方法を検討してまいりますので、皆様には一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
※1 登録有形文化財(建造物)…50年を経過した歴史的建造物のうち一定の評価を得たものが登録され、
保存を図りつつ、積極的に利活用することで、建物の魅力を広く知ってもらう目的をもつもの。
※2 「 」内は文化財登録名称を示す。
お問合せ先
【国の登録有形文化財の登録に関すること】
九州大学施設部施設企画課
TEL:092-802-2082 email: sskkeika2@jimu.kyushu-u.ac.jp
【箱崎サテライト旧工学部本館改修支援事業に関すること】
九州大学総務部同窓生・基金課
TEL:092-802-2150 email : k-kikin@jimu.kyushu-u.ac.jp
九州大学ホームページもあわせてご参照ください。