「効率的なニワトリ新品種作出」と「始原生殖細胞の可視化」を可能にするゲノム編集ニワトリの作出

 ~ エル・ニーニョが熱帯雨林の二酸化炭素吸収を決めていた ~

ポイント

・始原生殖細胞を活用してゲノム編集ニワトリ「gSAMURAI」を作出
・このニワトリを代理母として使用することで、効率的にニワトリ新品種の作出が可能
・始原生殖細胞を蛍光タンパク質で可視化したことで、生殖細胞が産み出される仕組みの理解につながる

概要

 徳島大学先端酵素学研究所の竹本龍也教授は、株式会社セツロテック 陳奕臣(チェン・イーチェン)研究員、九州大学大学院理学研究院 齋藤大介教授、大阪公立大学大学院理学研究科 鈴木孝幸教授との共同研究において、ニワトリ始原生殖細胞の可視化と薬剤依存的な除去を可能にするゲノム編集ニワトリ「gSAMURAI」を作出しました。この成果は、胚発生における始原生殖細胞の分化・移動の理解と、ゲノム編集技術による効率的なニワトリ新品種作出につながるものであり、家禽類の育種改良の高速化や高付加価値化が実現できます。
 本研究成果は、令和5年9月25日にDevelopmentに掲載されました。

詳細

詳細はプレスリリースをご参照ください。

【11/4開催】2023年度九州大学大学院工学研究院機械工学部門公開講座「材料と加工技術が織りなす機械工学」

今、「データ」が面白い!

関連記事

  1. 「あと1%」の適格率改善を実現する種子選別技術を…

    ~「シードロス」を解消し、持続可能な食糧生産に貢献 ~ポイント…

  2. 抗菌薬に依存しない仔牛の飼養管理

    ~腸内環境の改善と温暖化ガス発生低減の可能性 ~ ポイント・成…

  3. 世界初!ダイズ油脂に含まれるフラン酸合成に関与す…

    ~ 光による不快臭の発⽣と油脂の酸化が少ないダイズ品種の開発に期待 ~…

  4. フードパントリー2021を開催しました

    〜フードパントリー2021を開催しました 〜2021年12月22日に…

  5. オムニバスセッション「知の形成史」#3 食資源…

    オムニバスセッション「知の形成史」#3 食資源としての昆虫〜昆虫の新たな価値…

  6. 【5/15開催】第140回アジア・オセアニア研究…

    東江 栄 教授(農学研究院 資源生物科学部門)九州大学アジア…

  7. 昆虫食の心理学(第62回 Q-AOS Brown…

    アジア・オセアニア研究教育機構准教授 錢 琨九州大学アジア・オセ…

  8. 第4回 市民講座

    ~「食と健康」にまつわる情報を広く市民の方々に提供~九州大学 大学院…