パリ・ノートルダム大聖堂と首里城  2019年の火災を超えて文化遺産と復元を考える

~WEB展覧会を開設~

 世界で最も有名な歴史的建造物の一つであるパリ・ノートルダム大聖堂は、2019年の火災により甚大な被害を受けましたが、半年後、沖縄のアイデンティティの象徴である首里城正殿も焼失しました。いずれも世界遺産の中に位置し、その焼損は世界中に大きな衝撃を与えました。様々な議論がある中で、これらの建物は事故前の姿に復元されることが決定され、作業がそれぞれ進められています。
 火災当時のイコモス(国際記念物遺跡会議、International Council on Monuments and Sites;ICOMOS)会長であり、現在名誉会長でもある九州大学河野俊行理事・副学長は、文化遺産の被災と復興の問題を研究対象とし、イコモスにおいても様々なプロジェクトを指揮してきました。河野理事はノートルダム大聖堂の被災によって、この問題には建築にとどまらないより多角的なアプローチが必要であると考え、文化的な背景も価値も異なる首里城正殿を同時に扱うWeb展覧会を日仏の専門家達と企画しました。この度2年の準備期間を経て展覧会が三か国語(日・英・仏)で完成しました。
 本Webサイトでは、二つの建造物を比較する形で、建造の歴史、国家社会的意義、復元が直面する困難とその克服、社会の反応や復元後の将来等多岐にわたるテーマを、三百数十枚に及ぶ画像を用いて平明に解説されており、教材にも利用できる仕上がりとなっています。
 なお本展覧会は、独立行政法人日本学術振興会「課題設定による先導的人文学・社会科学研究推進事業」の成果の一部であり、また九州大学の財政的支援も受けて実施されました。

WEB展覧会サイト

詳細

こちらをご参照ください。

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