「富岳」で高速電波バーストの再現に成功

~ 宇宙最大の電波爆発の起源に迫る ~

概要

 京都大学基礎物理学研究所 岩本昌倫 特任助教、千葉大学国際高等研究基幹 松本洋介 准教授、東京大学大学院理学系研究科 天野孝伸 准教授、星野真弘 教授、九州大学大学院総合理工学研究院 松清修一 教授らの研究グループは、スーパーコンピュータ「富岳」を使い、高速電波バーストの再現に成功しました。
 高速電波バーストとは、突如としてごく短時間だけ電波で輝く宇宙最大の電波爆発です。その起源は、マグネターと呼ばれる非常に強い磁場を持った中性子星の周辺に形成される衝撃波であると信じられていますが、これまでは理論的裏付けがありませんでした。今回の「富岳」による衝撃波の超大規模シミュレーションの結果、シミュレーション内の電波はこれまでの観測と矛盾がなく、高速電波バーストを正しく再現できていることを初めて実証しました。
 高速電波バーストの電波信号には通過してきた宇宙の情報が刻まれているため、宇宙の進化や構造を探る道具として利用できると考えられています。そのためには高速電波バーストがどこでどのようにして発生しているかを理解することが重要ですが、本研究はその解明に大きく迫り、宇宙論といった別分野にも波及効果をもたらすことが期待されます。
 本研究成果は、2024年1月16日に米国の国際学術誌「Physical Review Letters」にオンライン掲載されました。

詳細

詳細はプレスリリースをご参照ください。

次世代有機EL発光材料の 発光効率の増幅効果を新理論から発見!

【2/29開催】九州大学韓国研究センター・九州韓国研究者フォーラム共同研究プロジェクト「『ポスト1965年体制』研究」シンポジウム

関連記事

  1. 「脱」炭素から「DAC」炭素

    〜未来に向けたCO₂循環装置が大阪・関西万博に出展〜4月13日に開幕する…

  2. 持続的な食料供給システムの実現に向けた提言を策定…

    環境と生産性を両立する「ONE-アグリシステム」:生態系サービスと価値循環の…

  3. 地球温暖化は宇宙通信環境を悪化させる

    ~二酸化炭素濃度上昇でスポラディックE層は強まり低高度化~理学研究院…

  4. 《6/20開催》RIAMフォーラム2025

    ~ 新しい時代を拓く ~ 応用力学研究所(RIAM)は、力学とその応…

  5. 令和5年度第4回I²CNER Webinar

    令和5年度第4回I²CNER Seminarを開催します:Prof. Jun…

  6. ナノメートルサイズのセンサー粒子が細胞間のコミュ…

    細胞間のやり取りを利用して時間的・空間的な細胞情報の推移を取り出すことに成功…

  7. 《3/19開催》令和6年度第10回I²CNER …

    兵庫県立大学より 鷲津 仁志 教授をお招きしますカーボンニュ…

  8. 【7/31~8/27開催】GPUミニキャンプの開…

    情報基盤研究開発センターでは7月10日に試験運用を開始した新スーパーコンピュ…