伊都キャンパスから病院キャンパスへ おでかけコモンズ
しかし、それぞれの研究領域は、初めから現在の形で個別に独立して存在していたものではありませんでした。そこには少なからず、人々の知的好奇心に導かれながらも、時代の移ろいや、それにともなう社会の要求にも応答して分化してきた経緯があります。
本シリーズでは、毎回人社系の先生をお呼びして、具体的な研究のお話をうかがいながら、いま一度それぞれの領域の「出来いできはじめ」を紐解きつつ、現在の学問が時代や社会に何を要求されているのか、そして何ができるのかを考えます。人社系の知の意味と意義を問いなおすことを通じて、協働研究の「コモンズ」醸成を目指します。

チラシ(別タブで開きます)
主催:人社系協働研究・教育コモンズ※
共催:九州大学社会連携推進室 科学コミュニケーション推進グループ
九州大学アジア・オセアニア研究教育機構
後援:九州⼤学法⽂学部創⽴100周年記念事業実施委員会
※人文社会科学系4部局「人文科学研究院」「人間環境学研究院」「法学研究院」「経済学研究院」は、教育活動及び研究活動における連携を企画し管理運営していくために「人社系協働研究・教育コモンズ」を設けて活動しています。
対 象:一般向け、在学生・教職員向け
日 時:2025.10.03(金)13:00~14:30
会 場:九州大学病院キャンパス 医学図書館1F講習会スペース
定 員:なし ※対面の参加は30名
参加費:無料
イベント詳細
知の形成史#15
「国境を越える政治思想史の研究 ―日本近代における西洋政治思想の受容―」
[話し手]柳 愛林(九州大学大学院法学研究院 准教授)
人類が群れをなして生活を始めた瞬間から政治は存在してきました。そして、より望ましい政治とは何か、つまり人々の生活を豊かにするにはどうすればよいかという問いから、多様な政治思想が生まれました。日本の明治時代は、伝統的思想を土台にしつつ西洋の政治思想を本格的に受け入れて再創造し、独自の思想を展開した時代です。「民主主義」や「保守主義」もその例です。国境や地域を越えて受容された思想がどのように変容したのか、そのダイナミズムをたどりながら、政治思想史の魅力を共有する時間としたいです。
[聞き手]工藤 孔梨子(九州大学病院アジア遠隔医療開発センター講師)
[司会] 木下 寛子 (九州大学大学院人間環境学研究院 准教授)
申込方法
事前申し込みの必要あり
https://commons.kyushu-u.ac.jp/collaborative/events/event_34.html
申込受付期間:2025.09.16(木)-2025.10.01(水)
お問い合わせ
担当:九州大学人社系協働研究・教育コモンズ
Mail:enquiry-commons★cmns.kyushu-u.ac.jp
※メールアドレスの★を@に変更してください。
ホームページ
https://commons.kyushu-u.ac.jp/collaborative/events/event_34.html
・九州大学ホームページ