英国サセックス大学法律とテクノロジー研究センター所長のフィービー・リー教授をお招きします
対 象:一般向け
言 語:英語
日 時:2025.09.02(火)14:00~15:00
会 場:伊都キャンパス イースト1号館E-B-105
定 員:なし
参加費:無料
イベント詳細
本講演では、感情的AI技術を規制する最近の試みについて、ソフトローおよびハードローの枠組みから検討します。まず、教育、医療、広告、職場といった幅広い状況において、ユーザーの感情を検出してアプリケーションと相互作用するために用いられる「倫理的な感情AIの応用について」と題されたIEEE P7014.1規格を紹介します。また、我々は一般の人々に対して感情AIのリスクや応用を理解してもらうために、YouTubeに動画を公開しています。さらに、最近の「キャラクターAI対ガルシア裁判」は、このような感情技術を応用する際に生じる緊張関係を浮き彫りにしています。
この「Automating Empathy(共感の自動化)」プロジェクトは、英国のResponsible AIの助成を受けており、東京(国立情報学研究所)、ジャカルタ(インドネシア)、ダルエスサラーム(タンザニア)におけるAIガバナンスのためのワークショップの開催につながりました。このプロジェクトの終盤にあたり、異なる文化的文脈で得られた知見を共有したいと思います。特に、東アジアやイスラーム圏における集団責任や共同体主義の重視と、個人主義、プライバシー、個人の自律性に基づく西洋の主流的価値観との対比を取り上げます。
ソフトロー的アプローチに加えて、規制的枠組みについても検討します。具体的には、英国のオンライン安全法(Online Safety Act, OSA)およびAI原則が、この技術から生じるリスクにどのように対応しているのかを取り上げます。
お問合せ先
担当:翁岳暄
Mail:weng.yueh.hsuan.647★m.kyushu-u.ac.jp
※メールアドレスの★を@に変更してください。
住所:福岡県福岡市西区元岡744 E-C-730
ホームページ
https://profiles.sussex.ac.uk/p305243-phoebe-li
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