~第4回 福岡県・九州大学イノベーションカンファレンスを開催~
令和6年7月29日(月)、第4回目となる福岡県・九州大学イノベーションカンファレンスを本学伊都キャンパスで開催しました。
この会議は、令和4年4月に締結した包括連携協定に基づき、知事・総長をトップとした定期的なディスカッションの場として設けられたものです。
今回のイノベーションカンファレンスでは、これまで連携して取り組んできたプロジェクトの成果や進捗、今後の方向性等について意見交換を行ったほか、令和6年4月1日に設立された本学100%出資の子会社「九大OIP株式会社」についての説明を行いました。
服部知事からは、ワンヘルスや半導体人材育成に関する取組の更なる発展に対する期待や、バイオ、水素分野における産学官一体となった取り組みの推進など、九州大学と福岡県との更なる連携強化に向けた展望が語られました。
意見交換の後、ウエスト2号館の「酸窒化物半導体デバイス実験室」へ移動し、システム情報科学研究院の白谷教授、板垣教授から九大発新型トランジスタ(エキシトントランジスタ)の研究開発の現状や、台湾との半導体分野に関する連携状況などさまざまな研究活動の紹介を行いました。
続いて、九大新町の研究開発次世代拠点「いとLab+」へ移動し、大西副理事が九大OIP株式会社のオフィスの案内を行いました。ここでは、農学部演習林で育った木々を再利用した木材ベースの設備や、外からは内側が見えず中からは外側が見えるハニカム構造の会議室など、新産業・新事業の創出を図るために演出された空間をご覧いただきました。
九州大学と福岡県は、今後も産業、医療・福祉、教育・研究などの多様な分野において、イノベーションの創出を目指し相互に連携・協力することにより、産業振興、地域課題の解決、研究活動その他の地域社会の振興に貢献してまいります。
- 石橋総長(左)と服部知事(右)
- 会議中の様子
- 板垣教授による九大発新型トランジスタの説明
- 白谷教授によるプラズマ農業等の説明
- OIP(株)オフィス見学の様子
- OIP(株)オフィス見学の様子
お問合せ先
企画部 社会共創課
Mail:kisyrenkei★jimu.kyushu-u.ac.jp
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