⾃然資本の増加が持続可能な社会に不可⽋

~ 包括的な成⻑を⽬指すロードマップ提案 ~

ポイント

・気候変動と⽣物多様性の損失に対して現在は⼗分な取り組みができていない。
・社会の関連性を明らかにし、持続可能な社会の実現に向けたロードマップを作成した。
・地域からグローバルまで変⾰的な⼤胆な政策介⼊が緊急に必要。

概要

 これまで経済成⻑を求める⼀⽅で⾒落とされてきた⾃然資本について、気候変動解決対応策と同時に⽣物多様性の保全の両⽅に⽬を向けることが重要とされています。2021 年に発表された「⽣物多様性と⽣態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム(IPBES)」と「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」 が共同で初めて発⾏した報告書の統括グループの最終成果物が、Science 誌で発表されました。九州⼤学都市研究センター⻑、⾺奈⽊俊介 主幹教授(⼯学研究院教授)も統括代表執筆者として執筆しました。
 本研究では、⽣物多様性を効果的に維持し、社会的なコベネフィットを公正に配分することに更に注意を払いながら、損なわれたままの炭素や種の豊富な環境の保護を優先し、的を絞った修復プロジェクトを実施する必要があることが指摘されています。そして、緊急に必要な⾏動として、1)野⼼的な排出削減と適切な適応策を組み合わせること。2) 陸、海、淡⽔の表⾯積の平均30〜50%を効果的に保護すること。3)資源利⽤や消費に関連しより公平なビジョンに基づいた政治・経済・社会制度(規範やルールを含む)の構築。4)⾃然資産への公正かつ衡平なアクセスと利益を提⾔しました。
 本研究成果は、2023年4⽉22⽇(⼟)午前3時(ロンドン時間:午後7時)に掲載されました。

詳細

詳細は九州大学プレスリリースをご参照ください。

眼内内視鏡・眼内照明保持ロボット「OQrimo®」を共同開発、製品化に成功

第93回サイエンスカフェ@ふくおか 「昆虫のはねの謎に迫る!」

関連記事

  1. 三畳紀の「雨の時代」と海洋の生物絶滅

    ~ ⽇本の地層から絶滅の原因を解明 ~ ポイント・三畳紀カー…

  2. 【11/27開催】人社系協働研究・教育コモンズ …

    ~サステナビリティと投資のチカラで、サステナブルな未来を築いていく三菱UF…

  3. 成層圏突然昇温の直前にアンサンブル空間に現れる「…

     ~ 成層圏突然昇温の直前にアンサンブル空間に現れる「揺らぎ」の検出 ~ …

  4. [5/16開催]糸島でみつける、農業体験~あなた…

    どなたでもご参加いただけます糸島の海・山・川に囲まれた豊かな自然を舞台に…

  5. 【10/13開催】令和6年度 比較社会文化研究院…

    ~食を考えることは、自然とのあるべき関係を取り戻し、文化的な多様性に寛容な社…

  6. 要注意な外来害虫「フウノキギンバネスガ」が西日本…

    ―複数回侵入の可能性と日本新記録の寄生蜂による高い寄生率―農学研究院…

  7. 農学研究院 石野良純教授が「2022年米国微生物…

    〜農学研究院 石野良純教授が「2022年米国微生物学アカデミー会員」に選出!…

  8. 盛夏期に出現するモンスーンジャイアの実体を解明

    ~台風の外側循環が巨大な渦を形成~理学研究院川村 隆一 教授…