生体防御医学研究所 増田 隆博主幹教授が日本医療研究開発機構 (AMED) 理事長賞を受賞!
令和7年1月17日(金)、第7回日本医療研究開発大賞の表彰式が総理大臣官邸で行われました。石破総理の挨拶、内閣総理大臣賞をはじめ各大臣からの健康・医療戦略担当大臣賞等の授与に続いて、本学 生体防御医学研究所 分子神経免疫学分野の増田 隆博主幹教授が日本医療研究開発機構 (AMED) 理事長賞を授与されました。
日本医療研究開発大賞とは、世界の医療発展に向けて、医療分野の研究開発推進に多大な貢献をした事例への功績を称える目的で創設された賞です。中でも AMED 理事長賞は、若⼿研究者を奨励する観点から顕著な功績があったと認められる事例に送られる賞で、本学からはこれまでに4名が受賞しています。
今回の受賞は、「脳境界マクロファージ」という特殊な免疫細胞を解析し、その細胞特性を世界で初めて明らかにしたという功績によるものです。
脳境界マクロファージとは、脳を覆っている髄膜や血管周囲スペース、脈絡叢といった脳境界領域に存在する特殊な免疫細胞で、その詳細は全く分かっていませんでした。
増田主幹教授は、脳境界マクロファージが、①ミクログリア(脳を構成する細胞の一種)と前駆細胞を同じくする姉妹細胞であること、②脳実質中でミクログリアとは異なる遺伝子的及び機能的な特性を獲得すること、③脳境界領域に定着するプロセス、④胎児から成体に至る幅広いライフステージにおいて脳境界領域に存在することを解明しました。
この研究成果をさらに発展させることで、抑うつや認知機能低下のコントロール、またアルツハイマー病を含む認知症や、自閉スペクトラム症といった脳関連疾患のメカニズム解明及び革新的な治療法開発や創薬に貢献することが期待されます。
- 授賞式の様子
- AMEDの三島理事長(左)と増田主幹教授(右)

集合写真
関連リンク
・脳を覆う特殊な免疫細胞の成り立ちと特性を解明―認知症や自閉スペクトラム症など脳の病気に関与する新たなプレイヤーの可能性―(九州大学プレスリリース)
・日本医療研究開発機構 (AMED) ニュース
・日本医療研究開発大賞 | 首相官邸 健康・医療戦略推進本部
九州大学ホームページもあわせてご参照ください。







