「Kyushu University VISION 2030」の取組等について意見交換を行いました。
令和6年6月25日(火)、柿田 恭良(かきた やすよし)文部科学省科学技術・学術政策局長が本学を訪れ、本学執行部等との意見交換及び伊都キャンパスの視察をされました。
はじめに、石橋総長ら執行部と、本学が展望する「総合知で社会変革を牽引する大学」の理念に基づいた「Kyushu University VISION 2030」の取組等について意見交換を行いました。

柿田局長(左)と石橋総長
続いて、本学の公用車である水素を燃料として走行する燃料電池自動車で水素エネルギー国際研究センターへ移動し、佐々木一成副学長から、九州大学における水素エネルギー研究のあゆみと成果、さらに、若手研究開発人材の育成における大学の役割等について説明を受けられました。
その後、ウエスト4号館で、田中敬二主幹教授・次世代接着技術研究センター長から、未解明の領域が残る接着界面に関する構造・物性解析による理解の深化とそれに基づく革新的接着技術の開発に向けたプロジェクトについて説明を受けられた後、豊村弁理士から、プロジェクトが生み出す知財の取扱及び特許戦略等について説明を受けられ、実験室を見学されました。
その後、九州大学ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター(QREC)にて、センター長である髙田教授から本学のアントレプレナーシップの教育システムについて説明を受けられました。
最後に、キャンパスの近くの産学官共同による研究開発拠点「いとLab+」(いとらぼプラス)へ移動し、今春本学の出資により設立した九大OIP株式会社を訪れ、代表取締役の大西本学副理事と、本学発スタートアップ企業2社からそれぞれ事業の概要について説明を受けられた後、拠点に入居するスタートアップ企業のラボを見学されました。
視察先各所では、活発な質疑応答と意見交換が行われ、研究者との交流を通じて、柿田局長から、本学の産学連携・人材育成等の取組に大きな期待が示されました。
水素エネルギー国際研究センター/次世代接着技術研究センター
- 佐々木副学長から説明を受ける柿田局長
- プロジェクトの説明を受ける様子
- 次世代接着技術研究センター長の田中主幹教授
QREC/いとLab+
- アントレプレナーシップ教育の説明を受ける様子
- スタートアップ企業の事業の説明
- スタートアップのラボ見学の様子