日本・スウェーデン大学間連携による「MIRAI Global Challenges Internship (Study Visit) Program」実施

2025年11月16日から21日にかけて、スウェーデン・ヨーテボリで MIRAI Global Challenges Internship(Study Visit)Program が開催され、日本とスウェーデンの12大学から若手研究者・博士課程学生15名が参加しました。本プログラムは、両国の学術界と産業界の連携を強化し、グローバル課題解決に向けた新たな視点を育むことを目的としています。なお、日本からの参加者の渡航費用の一部はスカンジナビア・ニッポン ササカワ財団の支援により賄われました。

プログラム概要

プログラムは九州大学とヨーテボリ大学の共催により実施され、期間中はヨーテボリ大学での講義に始まり、スウェーデンを代表する企業や研究施設への訪問が行われました。訪問先にはVolvo Group、SKF、ヨーテボリ港、オンサラ天文台、GoCo Health Innovation Cityが含まれ、参加者と企業・施設担当者が直接対話できる機会が数多く設けられました。例として、Volvo Groupでは工場見学や研究紹介に加え、カジュアルな交流(mingle)が行われ、ヨーテボリ港では1時間以上にわたる質疑応答が実施されるなど、双方向の学びが深まりました。
こうした交流を通じて、参加者は研究の社会実装、技術革新によるイノベーション、学際的視点の重要性を産業界の具体的事例から学ぶことができました。さらに、参加者同士の交流も深まり、本プログラムで築かれたネットワークは、今後の日瑞間の学術交流やグローバル課題解決への共同研究へと発展していくことが期待されます。

九州大学からは、下記2名の学生が参加しました。
・ZHANG KAILIさん(大学院人間環境学府3年)
研究テーマ:都市環境が人々の身体的・精神的・社会的健康に与える影響
・上野 竜大生さん(大学院生物資源環境科学府2年)
研究テーマ:戦後日本の植林地の歴史と持続可能な森林管理

“MIRAI”について

「MIRAI」は、スウェーデンと日本の17大学が参加する学術交流コンソーシアムです。2024年1月から始まったフェーズ3では、SDGs(持続可能な開発目標)に関連する以下の4つの重点分野を中心に、対面・オンラインの両方を活用した研究者交流が行われています。
1.Health and an ageing population (UN-SDG #3)
2.Climate adaptation, disaster and risk management and prevention (UN-SDG #13)
3.Resilient cities and communities (UN-SDG #11)
4.Materials for energy conversion and storage (UN-SDG #7)

九州大学はMIRAI創設時から加盟しており、現在は日本側の幹事校(任期:3年間)として活動しています。また、2020年に設置された「九州大学ストックホルム・リエゾンオフィス」を欧州拠点とし、MIRAIを通じた欧州との学術交流を積極的に推進しています。
MIRAI公式サイト
九州大学Global Getaways

お問い合わせ

九州大学 ストックホルム・リエゾンオフィス
E-mail: intleurope★jimu.kyushu-u.ac.jp

国際部国際企画課国際連携係(MIRAI日本側幹事校事務局)
E-mail: intlsenryaku★jimu.kyushu-u.ac.jp

※メールアドレスの★を@に変更してください。

流域システム工学研究室が「第13回グッドライフアワード」環境大臣賞最優秀賞を受賞

伊藤忠商事と九州大学、オマーン政府職員研修プログラムを実施

関連記事

  1. 第14回アジア遠隔医療シンポジウム 「アジアにお…

    九州大学病院国際医療部准教授 森山 智彦 アジアには依然として専…

  2. 資源循環型社会九州モデル構築を目指し「知の拠点」…

    ~ 九州地区初の地産地消型プロセス確立を目指す ~九州大学グリーンテ…

  3. 神経細胞の膜電位と細胞内カルシウムイオンの同時イ…

    膜電位と細胞内カルシウムイオンのコードする情報の違いを解明理学研究院…

  4. 新たな超解像度画像解析で発見!星誕生直後の惑星形…

    ―ミトコンドリア活性化によりエネルギー代謝不均衡を改善する生体エネルギー分子…

  5. 【11/17開催】ハコザキマルシェ×九大博物館@…

    第44回縁日ハコぽっぽ 九大博物館コラボ ハコザキマルシェ2014年…

  6. アンモニアを温和な条件で合成する高活性な新触媒を…

    炭素フレームにコバルトと助触媒を理想的な状態で内包・安定化工学研究院…

  7. ジャン・モネ・セミナー「駐日欧州連合代表部 ハイ…

    ジャン・モネ・セミナー「駐日欧州連合代表部 ハイツェ・ジーメルス臨時代理大使…

  8. 工学研究院の安達千波矢主幹教授・馬奈木俊介主幹教…

    〜工学研究院の安達千波矢主幹教授と馬奈木俊介主幹教授、生体防御医学研究所の増…