国連HLPF2025へ向けた国際学術会議(ISC)ポジションペーパーに、工学研究院のキーリーアレクサンダー竜太准教授の研究事例が掲載

本学大学院工学研究院のキーリーアレクサンダー竜太准教授が執筆した研究事例が、国際学術会議(ISC)および世界工学団体連盟(WFEO)が国連の2025年持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラム(HLPF)に向けて出版したポジションペーパー「Five years to course correct: Science and engineering for a world off track」に掲載されました。

 本ポジションペーパーは、持続可能な開発目標(SDGs)達成に向け、科学的根拠に基づく政策立案および実践を推進することを目的とし、世界各地から厳正なる審査に基づき選定された優れた17の研究事例を取りまとめたものです。

 キーリー准教授の研究は「From research to impact: transforming sustainability data disclosure from cost to investment through science-based AI modelling(研究から実装へ:科学的AIモデリングによるサステナビリティ情報開示のコストを投資へ変革)」として取り上げられました。本研究は、AIを活用したESG(環境・社会・ガバナンス)データの評価ツールを開発し、企業が持続可能性への取り組みを戦略的投資に転換できるよう支援するものであり、論文として国際ジャーナルに複数掲載されているだけでなく、九州大学発のスタートアップ(株)aiESGを通じて日本国内外で多数の企業に導入されています。さらに、本研究成果は(株)aiESGにより社会実装に向けて更に高度化され、EUの企業サステナビリティ報告指令(CSRD)や自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)などの国際基準に対応することで、グローバルなESG推進にも大きく寄与しています。

 本学は引き続き、科学的知見を基盤とした社会課題解決に取り組み、国際社会への貢献を推進してまいります。詳細は以下のリンクをご覧ください。
 https://council.science/publications/hlpf-2025-five-years-to-course-correct/

研究者からひとこと

このような国際的な舞台で研究を取り上げていただき光栄です。AIを活用して企業がESGへの取り組みを『義務』から『成長』に変えることが本研究の狙いです。今後も研究と実践をつなげ、より良い未来への架け橋になれればと思います。

お問い合わせ

大学院工学研究院 環境社会部門 都市交通工学研究室

電話:092-802-3401
Mail:lab.managi★gmail.com
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