言語理論に裏打ちされた新しい動詞辞書の試み:語学学習やAI研究への架け橋

~ 語学学習やAI研究への架け橋 ~

 九州大学とソフトバンクロボティクス(株)との5年5ヶ月に渡る共同研究「日本語の談話理解・発言文生成が 可能な人工知能システムの研究」では、人工知能に「意味」を理解させることを最終的な目標とした基礎研究で、議論の過程で様々な学びがありました。その成果の1つとしてwebペ ージを2022年9月15日に公開しました。

 このサイトは、基本的には日本語学習者用のもので、たとえば「教室からあふれる」「町中にあふれる」などの格助詞の使い分けを日英対照の例文を通じて学ぶことができます。母語話者が言語を使う際、それがどのような知識に基づくのか、理論的な裏付けを持ちつつ、表面的には理論の概念を出さずに、学習者が英語に対して持っている「無意識の知識」を最大限に生かして、日本語を体得できるよう工夫されています。

 日本語の動詞の用法については、これまでもいろいろな本が出版されていますが、どれも日本語による説明にとどまっています。このサイトの例文は、日本語・英語の両方に通じた研究者がチームで相当な時間をかけ、何度も改訂を重ねたものです。多くの人の役に立つことを願ってやみません。

お問い合わせ

人文科学研究院 上山あゆみ 教授
電話:092-802-5000
FAX:092-807-5750
Mail:ueyama.ayumi.642★m.kyushu-u.ac.jp
※メールアドレスの★を@に変更してください。

九州大学ホームページもあわせてご参照ください。

DESIGN MUSEUM JAPAN STUDY 展「未来のデザインミュージアムへの提案」

大学院ライブラリーサイエンス専攻オンラインイベント「ライブラリーサイエンスを知る:2022秋」+入試説明会

関連記事

  1. 月面探査船内でのCO₂分離・除去のための膜分離装…

    九州大学×株式会社JCCL×JAXA×東京工業大学九州大学、株式会社JC…

  2. 九州大学アカデミックフェスティバル2021(We…

    九州大学アカデミックフェスティバル2021(Web)九州大学では例年…

  3. 【10/5開催】九州大学基金「相続・遺言セミナー…

    九州大学病院の二宮利治先生と三井住友信託銀行の村井雅明様を講師にお招きし、二…

  4. 逆転の発想『ラビ振動分光』でミュオニウム原子を精…

    逆転の発想『ラビ振動分光』でミュオニウム原子を精密に測定ポイント…

  5. ヒト遺伝子の“型”を網羅 データベース「JoGo…

    ~1.9万遺伝子に対する470万の配列型を収載、病気や遺伝解析を後押し~…

  6. 日本・スウェーデン大学コンソーシアム「MIRAI…

    〜 日本・スウェーデン大学コンソーシアム「MIRAI」の年次総会に本学訪問団…

  7. 【5/28開催】JST COI-NEXT事業「持…

     本事業は、「CO2排出の極端に少ない持続可能な農業生産社会の実現」に向けて…

  8. 「誰を見てどう動いたか」理論とデータから推定でき…

    ~生物集団の移動軌跡から相互作用の規則を学習~概要 国立大学法人…