
九州大学共創学部卒業生インタビュー

2018年4月に新たに九州大学に設置された共創学部は、国際的・地球的課題に対する解決策をコーディネートして、世界に効果的に情報発信できる実務家や、国際社会の課題を解決するために新しい社会の仕組みや価値の創出をデザインする専門家等を育成する学部です。2022年3月に第1期生らが卒業し、国や産業界、ほかの大学からもその活動内容や、就職先が注目を集めています。

岩元 陽さん
進路:【就職】株式会社PR TIMES
大学入学を機に一人暮らしをする中で、自炊することに伴う、生ゴミの処理について課題を感じることが多くなったのがきっかけです。一人暮らしの場合はゴミ捨ての日に毎回ごみを出す必要はありませんが、生ごみをゴミ袋に入れたままにしている期間が長くなり、衛生的な問題を感じる中で、これを堆肥化して資源化することで個人が環境問題への解決に携わることができるのではないかと思い、共創学部学生企画助成金(KAPPA)に申請しました。
伊都キャンパスの学生寮(ドミトリー2とドミトリー3)に生ゴミ回収BOXを設置し、学生寮に居住している学生から得られた生ごみをキャンパス内で堆肥化しています。

重永 日向子さん
進路:【進学】九州大学大学院人間環境学府
高校時代の課題研究で、人気キャラクターの特徴について研究していた重永さん。最初はキャラクターをデザインの観点から調べていましたが、研究を進めるうちに、歴史やストーリーなど、その人気は様々な理由が合わさって創られていることに気づいたそうです。

豊田 菜々子さん
進路:【就職】株式会社カクシン
高校生の頃は理系だったという豊田さん。「医療現場では機械を怖がって検査を受けたがらない子どもがいる」という話を聞き、その問題を解決したいと考えた彼女は、放射線技師を目指していました。

中込 睦生さん
進路:【進学】大学院生物資源環境科学府
高校生の頃から国際的な課題、その解決のための活動に興味があった中込さん。しかし、誰もが進路について考えさせられる高校3年、彼もまたほかの学生と同様に「国際問題に興味はあるけれど、何を、どのように学べばいいか……」と漠然とした目標に悩まされていました。
