高齢者の高血圧と温泉利用の関連明らかに

~夜間の温泉習慣で高血圧発症抑制に期待~

ポイント

・温泉利用は高血圧の抑制効果が期待されてきた。
・65歳以上の大分県別府市民1万人以上に対するアンケートにより、高血圧の既往の少なさに夜間の温泉利用が関連していることが分かった。
・夜間の温泉習慣が慢性ストレスによる睡眠障害の改善につながり、高齢者の高血圧発症の予防に関連している可能性がある。

概要

 温泉利用は、硫化水素ガスなどによる科学的な直接作用、リフレッシュ効果による生物学的作用、温熱効果で血管が広がる物理学的作用により高血圧の抑制効果が期待されてきました。
 九州大学病院別府病院内科の堀内孝彦教授、前田豊樹准教授、山崎聡講師、得能智武講師らは、65歳以上の大分県別府市民1万人以上に対するアンケートを実施し、高血圧の既往の少なさに夜間の温泉利用が関連していることを見出しました。また、夜間の温泉習慣は慢性ストレスによる睡眠障害の改善につながり高齢者の高血圧予防に有益となっている可能性があります。
 今回の発見は、温泉の有効な利用により高齢者の高血圧発症の抑制に役立つことが期待されます。
 本研究結果はイギリスの雑誌「Scientific Reports」に2022年11月14日(月)(日本時間)に掲載されました。

詳細

詳細は九州大学プレスリリースをご参照ください。

九州大学ラーニングアナリティクスセンター 第1回シンポジウム  「理想のラーニングアナリティクスを⽬指して:研究と実践の往還」

第76回アジア・オセアニア研究教育機(Q-AOS)Brown Bag Seminar Series「生体リズムと時間治療」

関連記事

  1. 新型コロナウィルスの増殖を抑えるコバレントドラッ…

    〜COVID-19 の新たな治療薬として期待〜ポイント・新型コロ…

  2. オルガノイド技術により膵がんのサブタイプ分類と予…

    九州大学病院小川 佳宏 主幹教授膵がん治療の最適化と新たな治療法の開…

  3. 細胞が基板表面に接着する「瞬間」を高時空間分解能…

    〜ナノサイズの線維状構造体を放射状に出し、細胞が自らを仮留めする〜 …

  4. 新たな中性子利用開拓の鍵となる高精度核反応計算手…

    ―計算結果を基礎科学や医療等での中性子利用に資するデータベースとして公開―…

  5. 思い出を「選んで残す」メカニズムを解明

    -記憶の「安定化スイッチ」として働く意外な細胞-生体防御医学研究所増…

  6. オートファジーによるミトコンドリア分解の仕組みと…

    ~隔離膜はミトコンドリアに密着して伸長する~医学研究院山下 俊一 助…

  7. 原発開放隅角緑内障の遺伝的リスク推定法を開発

    医学研究院秋山 雅人 講師個人の遺伝的リスクの予測から失明原因疾患の…

  8. 九州大学大学院医学研究院とオークランド・ユニサー…

    ワクチン研究とデータを共有し、世界的なワクチン研究の効率化を目指すこ…