九州大学総合研究博物館
丸山宗利准教授
令和6年6月13日、九州大学総合研究博物館の丸山宗利准教授が日本動物学会の動物学教育賞を受賞することが決定しました。
受賞内容
出版・展示等を通じた昆虫の多様性に関する普及啓発
動物学教育賞の概要
動物学教育賞は、活発な啓蒙活動等により動物学の社会への普及に著しく貢献した個人または団体に「動物学教育賞」を授与し、その功績を表彰することを目的としています。過去には畑正憲氏(作家)、矢島稔氏(元・上野動物園水族館長)、本川達雄氏(東京工業大学名誉教授)などが受賞しています。
受賞コメント
「昆虫の多様性とそのすばらしさを多くの人に知っていただき、昆虫が好きな人を増やしたい」という思いで、これまで出版や展示、メディア出演を通じて、昆虫に関する普及啓発を行ってきました。ここ数年は私自身が子供の時に見て育った学習図鑑を作ることができました。職場の総合研究博物館では、毎年のように昆虫の展示を行い、試行錯誤しながら、まだ多くの人に知られていない昆虫にも焦点をあててきました。またNHK子ども科学電話相談などに出演し、メディアを通じた昆虫の解説も行っています。このような活動を評価していただき、今回の受賞につながったことは、大変うれしく、また誇りに思います。同時に、私の活動は多くの方々に支えられており、皆さんあっての受賞だと思っています。九州大学総合研究博物館は数年後に大改装を行い、大きく生まれ変わります。大学と社会の接点を担う大学博物館の教員としても、この経験を生かしていきたいと思っています。
関連リンク
授賞式と受賞講演は日本動物学会 第95回長崎大会(長崎大学文教学部)で2024年9月13日に行われます。